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福祉用具の選び方

移動用リフト(1)

「はじめに」

皆さん、こんにちは。
最近は、あまり聞かなくなりましたが、数年前までは「人の手は暖かく、機械は冷たい」ということを耳にしました。
新聞でも目にしており、福祉用具の学校でもよく議論されていたものです。
意味は、『介護』、特に「ベッドから起こす」、「車いすに乗せる」、「お風呂に入れる」、「食事をさせる」といった身体介助を人の手で行なってもらうと「優しくされている」、「大切にされている」といった暖かなイメージがわき、力が必要で介助者の身体負担が大きい介助でも、する方、される方、双方が『人の手』が良いという思いから、介助者が無理をしていました。
日本人、特に高齢な人ほど、そう感じていたようです。

実際は、無愛想であったり、雑に行なったりすれば、たとえ『人の手』であっても暖かさは感じないだろうし、笑顔で優しく声かけしてくれたり、丁寧に行なってくれれば、たとえ機械を使用しても、決して冷たくは感じないでしょう。
機械や道具は、使い方や扱う人によって暖かくもなるし、有効だから浸透して欲しいと、福祉用具関係者は、知ってもらうために展示会などで活動してきました。

その甲斐あって最近では、機械を利用することの抵抗は、少なくなってきたようで、「身体」だけでなく「心」の介護にも機械が使われるようになりました。
さて、次回は、身体介助における『人の手』の負担について話します。