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福祉用具の選び方

徘徊感知器(4)

「位置探索システム」

皆さん、こんにちは。
『認知症高齢者徘徊感知機器』の4回目です。

前回紹介したのは、徘徊して外に出て行くのを未然に防ぐための用具です。
しかし、「ベッドから出た」、あるいは「外に出て行った」と知らせるだけでは徘徊は防げません。
当人のところに行くまでに外に出て行かれてしまい、行方が分からなくなってしまったら元も子もありません。
ましてや、以前もお話したとおり、自転車などを使われてしまったら、移動距離が大きくなる分、見つけるのも困難です。
「いなくなったとき、直ぐに見つけられる」ということが、一番のニーズかもしれませんが、徘徊感知器の2回目でお話したとおり、この機能は介護保険対象外なのです。
そのためなのでしょうか、福祉用具のカタログにも載っていません。
では、どうすればよいのでしょうか。

実はGPSを利用した徘徊の位置探索システムは、電話会社や警備会社で製品化されています。
電話会社ならば携帯電話を利用したり、警備会社ならば緊急時に警備員が駆けつけたりという特色がありますので、利用を検討する場合には比較してみるのも良いでしょう。

GPSによる徘徊の位置探索システムは介護保険の対象ではありませんが、市町村によっては自治体独自の高齢者サービスとして、機器の貸し出しや、利用料の助成を行なっているところもありますので、まずはお住まいの市区町村役場に確認してみてください。
サービスの利用条件として、要介護認定が必要なところもありますので、その場合は要介護認定の申請を行なってください。

ただ、このシステムにも1つ問題があります。
それは、「徘徊するとき認知症高齢者本人が発信機を持ってでなければ使用できない」ということです。
そのため、お守り袋に入れて常に首から下げさせておく、服に取り付けておくなどの工夫が必要となります。
そして、バッテリーや電池など、ちゃんと確認しておいて、いざというときにバッテリー切れ、電池切れで使用できないということがないように注意してください。