ホーム  >  家庭の介護  >  福祉用具の選び方  >  排泄関連用品(6)

福祉用具の選び方

排泄関連用品(6)

「ポータブルトイレ(5)」

皆さん、こんにちは。
「排泄関連用品」の6回目です。
前回まではポータブルトイレの機能についてお話しました。
今回は種類についてお話していきたいと思います。

最初は、「プラスチック製の標準タイプ」についてです。
一番基本的なものは、スカートの裾が広がった形状の本体に、バケツ、バケツの蓋、便座、外蓋で構成されたものです。
軽くて持ち運びにも便利であり、なにより安価です。
その反面、軽いため安定感が劣るだけでなく、肘掛や手すり、背もたれなどもないため、一般の方や自力での排泄が可能な高齢者などは使用に問題がありませんが、自力での移動が困難な方や、長時間の姿勢維持が困難な方などの場合、利用が難しくなります。

まして、恒常的に使用するというのは論外です。
無理に使用させようとしても、利用者は使用するのが嫌で排泄を我慢したり、体勢を崩して転倒というような事故に繋がってしまいます。
また、移動が困難な方ほど立ち上がるとき、
@座った状態で、両足のかかとを膝が90度の時より後方に引く。
A身体が前に傾くので、肘掛や手すりなどをつかんで立ち上がる。
という動作が必要となります。

しかし、肘掛や手すりがない場合、Aの動作が行なえず、しかも、スカートの裾が広がったような形状の本体の場合、@の動作もかかとがぶつかり行なうことができません。
本体に@の動作を行なうための足引きスペースが用意されているものや、肘掛や背もたれが付いたもの、ポータブルトイレ用の手すりなどもありますが、自力での移動が厳しい高齢者が使用する場合は、重量があり、多少スペースが必要となってもしっかりとした脚があり、高さの調節できる肘掛や背もたれが付いているタイプを購入したほうが良いでしょう。

また、このタイプですと、やわらかソフトタイプ便座だけでなく、暖房機能付便座や脱臭機能、シャワー洗浄機能の付いたものもあります。
どのタイプを選ぶ場合でも、必ず事前に利用者本人に使用してもらい、無理なく排泄が行なえるかどうかの確認を行なってください。