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福祉用具の選び方

排泄関連用品(4)

「ポータブルトイレ(3)」

皆さん、こんにちは。
「排泄関連用品」の4回目です。
今回も、前回に引き続きポータブルトイレの機能についてお話します。

今まで、麻痺や肥満などで手が動かない、あるいは届かないためにお尻を拭くことができず、オムツをつけたり、介助を受けていた人は、排泄が自分ひとりでできるようになると、心理的負担がなくなるばかりか、他のことにも意欲が出てきて自立に繋がっていきます。

前回お話した「シャワー洗浄機能」があれば、上述したような方でも自力での排泄ができそうな気もしますが、実は一つ機能が足りません。
それが、「温風乾燥機能」です。
この機能がない場合、結局濡れたお尻を紙で拭くことになります。
現在、ポータブルトイレでは、シャワー洗浄機能が付いているものが比較的多くありますが、その一方で温風乾燥機能が付いていないものも多くあります。
自立目的で購入をする際には、必ず事前に機能チェックを行なってください。

次にお話する機能は、「脱臭機能」です。
ポータブルトイレは、介護の世界では利用者の近くに置いて使用するのですが、基本的な構造は、極論してしまうと汚物をバケツ式の入れ物で受け止めているだけのものです。
そのため、消臭対策はどうしても必要となります。
ポータブルトイレにおける脱臭機能は、ファンで臭気を吸引し吸着剤に吸着させるタイプや、コロナ放電でオゾンを発生させ光触媒で分解・吸着を行なうハイブリッドタイプの脱臭器を本体に取り付けたタイプ、便座に脱臭機能を取り付けたものなどがあります。
脱臭機能がないと消臭剤を使用する必要があり、消臭剤の種類や価格によっては介護の負担が高くなる場合もあることを考えると、脱臭機能はあると便利な機能といえます。

シャワー洗浄機能や温風乾燥機能、脱臭機能などこれらの機能は、昔のポータブルトイレにはなかった機能ですが、これらが登場したことにより利用者の生活の質、QOLがかなり向上しました。
ただし、これらの機能を利用するには、電気が必要となりますので、防災用としては利用できません。