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福祉用具の選び方

排泄関連用品(15)

「ポータブルトイレ(14)」

皆さん、こんにちは。
「排泄関連用品」の15回目です。

今回も介助者に優しい個性的なポータブルトイレを紹介します。
今回は、個性的というよりは革新的といったほうが良いかもしれません。
今まで紹介してきたものは、排泄物の処理やメンテナンスが高齢の人や、力のない介助者でも無理なくできるように工夫されたものでした。

しかし、今回紹介するのは、使用後の処理をしなくても良い、排泄物がトイレットペーパーごと消えてしまう消滅型の「バイオトイレ」というものです。
見た目は木製家具調タイプのトイレですが、本体に排気ホースが付いており、排泄物の臭気を屋外に排気するため部屋は臭いません。
また、本体内にバイオチップと呼ばれる、排泄物を分解する菌を付着させた木片が入っており、排泄物が入ることでバイオチップが活動を始め、更に自動的に排泄物を撹拌(かくはん)し、温めることで排泄物が水蒸気と炭酸ガスに分解され消滅する仕組みです。
ただし、このバイオトイレなんでも分解するというわけではなく、通常のトイレットペーパーやティツシュペーパーの使用はできないだけでなく、除菌シートや香料入りのトイレットペーパーなどを使用するとバイオチップに付着している菌が死滅してしまうそうなのです。

メンテナンスは菌が死滅したり、バイオチップの量が減ったときに補充用のバイオチップを入れるだけです。
手間はかかりませんが、このトイレ1台で大人1日、1人分の分解能力しかないということなので、複数の人間が使用する防災用には向きません。
価格は排気ホース取り付け用部品などを含めると約13万円前後、これとは別に設置工事費がかかるそうです。
なお、前回お話したラップ式同様に介護保険の福祉用具販売の対象となっていますので、利用を計画されている方は、ケアマネジャーに相談してみてください。