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福祉用具の選び方

排泄関連用品(10)

「ポータブルトイレ(9)」

皆さん、こんにちは。
「排泄関連用品」の10回目です。

ポータブルトイレを使用した後のバケツをトイレに流しに行く際に2つの問題があります。
1つは、前回お話したバケツが重くて運べないということでした。
その原因は、消臭剤を薄める水の量であり、これを解消するために水で薄めず、消臭剤を直接振り掛けるタイプを使用する方法がありますが、この方法にも問題があるということを前回までにお話しました。
ちなみに、この問題を解決する方法として、複数の福祉用具を組み合わせて使用するという方法があるのですが、詳しいことは次回以降に回します。

さて、もう1つの問題というのは、「バケツを運んでいる途中、柱の角にぶつけたり、転んだりすると、汚水を床にこぼして汚してしまう」ということです。
ポータブルトイレに使用されているバケツの形状は様々で、底が浅いものに消臭剤用の水が入っていた場合、少しつまずいたいただけでも中の汚水がこぼれる可能性があります。
特に高齢者の方は足腰が弱っているので、段差や階段などがあれば、汚水がこぼれる危険性は高まります。
これに関する解決方法は、おおよそ2つの方法が考えられます。

1つは、ロック付きのバケツのふたを装備したポータブルトイレを使用することが考えられます。
この場合のデメリットは、選択する種類が限られてしまうということです。

また、もう1つの方法として、固めるタイプの消臭剤を使用することが考えられます。
ここで言う固めるタイプの消臭剤とは、水の入ったバケツに入れるとゼリー状になる消臭剤のことで、このゼリーはそのままトイレに流すことができます。
しかも、この消臭剤の場合、排泄を行なった後に消臭剤を入れて汚水をゼリー状に固めるのではなく、あらかじめバケツに水と消臭剤を入れ、ゼリーを作っておくことで、排泄時の大小はゼリーの中に埋没し、消臭効果があるというものです。
なお、この消臭ゼリーは量が足りなくなれば水と消臭剤を継ぎ足すことで量を増やすことができ、消臭効果も持続するため、バケツの中身を捨てる回数も1日1〜2回程度で大丈夫です。