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福祉用具の選び方

自助具(19)

「衣類関連(2)」

皆さん、こんにちは。
「自助具」の19回目です。
今回は靴下関連を紹介します。
厳密に言うと、前回紹介したベストや肩掛け、今回紹介する靴下は自助具にはあたりません。

衣類関連での自助具とは、「便衣等身辺処理に用いられるもの」と規定されており、これすなわち、着たり脱いだりする動作を補助するもののことを指しています。
靴下であれば、障がいや怪我などで足先まで手が届かない人や片手しか動かせない人のために、足を入れられるような半円筒型をした本体に、ヒモをくくりつけ、靴下を足先にかぶせ紐を引っ張れば靴下がうまく履ける「ソックス・エイド」と呼ばれるものや、同様の手順でストッキング履きにつかわれる「ストッキング・エイド」と呼ばれるものもあります。
このほかにも、いわゆるユニバーサルデザインの用具や、靴下そのものに履きやすいよう工夫が施されたものなど様々なものがあります。
では、そんな工夫がなされた靴下を少し紹介してみましょう。

まずは、足底に滑り止め加工が施された「滑り止め靴下」です。
「すべる」というとフローリングの床や廊下などを思い浮かべます。
多く場合、スリッパなどを使うため、靴下には余り必要がないと思いがちですが、認知症の人などは靴下のまま歩くことが十分考えられます。
もしフローリングなどで靴下がすべり、転倒してしまった場合は骨折などの大怪我につながります。
少しでも危険性のあることを減らしていくことも介護において重要なことです。

次に紹介するのは転倒予防の工夫がなされた靴下です。
高齢になると人は、何もないところで躓くなど転びやすくなります。
これは、年齢による筋力の衰えにより、足を上げたつもりでも、昔ほど足が上がっておらず躓いてしまいます。
転倒防止靴下では、衰えた筋力を補うため、特殊な編み方で靴下のつま先を反り上げ、躓きにくくなる工夫がなされています。
その他にも、足の親指と他の指を分割する袋構造で、履くだけで親指が自然に広がる外反母趾防止靴下や、5本指靴下、指の部分を取り除いた指貫靴下などもあります。