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福祉用具の選び方

自助具(18)

「衣類関連(1)」

皆さん、こんにちは。
「自助具」の18回目です。
これから数回にわたり、衣類関係を取り上げていきます。
今回は、季節がら前回の湯たんぽに続き、「防寒」をテーマとした衣類についてです。

まずは寝たきりの方ですが、通常ベッドや布団で寝ているため防寒にはあまり気を配らなくても良いように思われがちですが、その考えが落とし穴なのです。
背の高い方や、寝たきりでも寝返りを自分で行なえる方などは、何かの拍子に布団から肩が出てしまったり、襟首が冷えてしまったりします。
それがもとで風邪を引くこともあるのですが、その様なときにあると便利なのが、パジャマの上から着られる「ベスト」や「肩掛け」、「肩当て」などです。

ベッドから出て、日中は車いすで過ごすという方の場合、パジャマの上からセーターなどを着ていても、上半身は温かいですが、首元や腰、お尻や手から冷えていくことが多いのです。
そんな時に便利なのが、片方に穴が開いており、その穴に反対側の端を通すことで簡単に首に巻くことができるマフラーや、お尻まで隠れるように背中側が長くなったチョッキ、マジックテープで簡単に着脱・調節が行なえる腹巻やレッグウォーマーなどもあります。
この他、足先を温める靴下などもあるのですが、これは次回に回したいと思います。

体の冷えには風邪だけでなく、体調を崩す原因になりますので気をつけてください。
部屋の中だけでなく、外に出るとき、例えば廊下やトイレ、浴室などを利用する時は、温度差にも注意する必要があります。
毎年、暖かい部屋から急に寒い部屋に移動することで、急激な温度差によるヒートショックで倒れ、命を落とす人が後を断ちません。
トイレや洗面所、浴室に暖房器具を設置することも重要ですが、衣服にも気を配ることがなによりも重要となります。