ホーム  >  家庭の介護  >  福祉用具の選び方  >  車いす  >  (5)

福祉用具の選び方

車いす(5)

自走型車いす(3)

車いす

皆さん、こんにちは。
「車いす」の5回目です。
今回も「自走型」車いすの続きです。

そもそも車いすは、土足のまま生活する欧米の生活様式に沿う形で作られました。
そのため、日本家屋のように狭く、段差が多いところで使用するにはとても不便です。
最近ではフローリングの住宅も一般的になってきましたが、病院や介護施設のように建物内の全てがフローリングというわけにはいきません。
そこで知っておきたいのが、今回紹介する「屋内用専用6輪車」です。

「6輪車」の名前どおり車輪は6個あります。
前輪には小さなキャスターとよばれる自在輪が2個、真ん中に大きい駆動輪が2個、そして後輪として前輪同様のキャスターが2個の計6個で構成されています。
この「6輪車」には3つの特徴があります。

(1)一般的な車いすと異なり、駆動輪が車いすのほぼ中央にある為、曲がったり回ったりするときのスペースが小さくなる。
(2)段差を乗り越えるとき、前輪の持ち上げを小さな力(片足で床を押せば持ち上がる)で行なえる。
3cm程度の段差ならば楽に乗り越えることができる。
(3)駆動輪が車体の後方についている一般的な車いすと異なり、ほぼ中央についているため、利用者がこぎ易い。
特に肩や肘に障がいがあり稼動範囲が狭まっている方にとっては、ハンドリムの操作域が広がる。
「6輪車」には、足こぎし易い低床タイプもありますので、せまく段差の多い日本家屋に住んでいる方は、利用を検討してみてもよいのではないでしょうか。
次回は「介助型」車いすの話です。