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福祉用具の選び方

車いす(15)

「着脱式電動化ユニット」

皆さん、こんにちは。
「車いす」の第15回目です。

以前、電動車いすのところでお話しましたが、福祉用具というのは便利な反面、安易に使用すると自立を妨げるだけでなく、利用者の体の機能低下を招く危険もあります。
それが電動車いすのように便利で快適なものならばなおさらです。
「つえ」や「歩行車」を利用してもうまく歩くことができず、ましてや荷物を持って歩くことができないために好きな買物に行くこともできず、閉じこもりがちになってしまった人がカート型の電動車いすを利用したならば、一人で買物に行けるようになり、積極的に外出をするようになった……。
これならば、福祉用具の良い使い方です。
その反対に、歩いたり、自転車に乗ることが疲れるからといってカート型の電動車いすを利用するのは明らかに悪い使い方であり、いうまでもありませんが、身体機能の低下につながります。

とはいうものの、高齢者、特に介護を必要とする高齢者の場合、普段は簡単にできることが、体調の変化により困難となることもあるでしょう。
だからといって、もしもの時のことを考えて電動車いすを買ってしまうと、歩けるときにでも便利だからといって、つい利用してしまうことがあるかもしれませんし、なにより普段使用していないものを置いておくスペースも問題となります。

そこで、今回の本題となる取り付けユニットのお話です。
これは普段は普通の車いすとして利用し、必要な時だけユニットを取り付け、電動車いすとして利用するというものです。
使い方も簡単で、手持ちの車いすに連結金具を取り付け、これにユニットを連結させるだけ。
連結金具もユニット部分も着脱式で、メーカーの説明ではワンタッチで取り付けが可能ということです。
これならば車に積み込みやすいだけでなく、会議や食事などテーブルにつく時に部屋の入り口でユニット部分を取り外して立てておくといった使い方もできます。
価格はカート型電動車いすとほぼ同じぐらいであり、高い、安いの判断は難しいですが、体調や場所によって手動と電動を使い分けるには良い道具です。