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福祉用具の選び方

床ずれ防止用具

褥瘡(じょくそう)・床ずれ防止用具

床ずれ防止用具は、臥床時の体圧分散を図ることを目的とした福祉用具です。
レンタルは送風装置又は空気圧調整装置を備えた空気マット、水などによって減圧による体圧分散効果をもつ全身用のマットのものに限ります。

種類

動的なものとしてはエアー方式、ウォーター方式などがあり、静的なものとしては床ずれ予防マットレスがあります。
エアーマットには交互膨縮タイプ、噴気タイプと自動体位変換する寝返りタイプ等があり、ウォーターマットレスには、1枚のものと分割されたものがあります。
床ずれ予防マットレスは、ウレタンフォーム重合、ジェル、天然ゴム等の素材の製品があります。


選び方のポイント・目安

選択にあたっては、自力で寝返りができるかできないかがポイントです。
長い間同じ姿勢で寝ていると、寝具と身体が、触れる部位が圧迫され、床ずれが生じる場合があります。
床ずれを予防する用具としては、圧迫を減少させるために複数のエアセルなどを膨張、収縮させて支持面を変化させる動的なものと、広い面で支えることにより体圧を分散させる静的なものがあります。

寝返りができる状態であれば比較的薄いクッション材の製品、自力で寝返りができない状態であれば体圧分散効果の高いエアーマットが適しています。
床ずれ予防用具の使用時期と製品の選択は特に気をつけましょう。

床ずれ対策として減圧効果にシフトしたマットレス選択の傾向がありますが、通気性や動きやすさを配慮することも必要です。減圧、除圧効果が高いマットレスは通気性が悪く、蒸れる傾向が高いので、上に通気性の良い繊維素材の上敷を乗せる等の工夫が必要です。
床ずれ防止用のマットレスの導入時期と、製品のタイプの選択には特に慎重である必要があります。
なぜなら、床ずれ防止用のマットレスの体圧分散効果は、寝返りなどのベッド上の動きに対する反力を吸収し、動きにくくしてしまうことになるからです。
寝返り能力がある状態では、比較的薄いクッション材の製品、自力での寝返りができない状態になってからは、体圧分散効果の高いエアーマットを選択することがふさわしいかと思われます。

介護認定を受けている利用者には寝返りが可能な場合が多く、自らの力で体圧分散を図ることができるため、床ずれ防止用具の使用が想定しにくいのです。
導入にあたっては利用者の状態を正確に把握することが大切です。
床ずれ予防具を使用すれば体位交換をしなくても良いと考えている人がいますが、床ずれ予防具は圧力を分散するのであって、全くなくなるわけではありません。
あくまで床ずれ予防をお手伝いするものなので、体位交換は必要です。

介護保険の対象となる福祉用具一覧
(介護サービス、介護予防サービス)
福祉用具貸与(13品目) 特定福祉用具販売(5品目)
・車いす
 └電動車いす
・車いす付属品
 ├クッションまたは、パッド
 ├電動補助装置
 ├車いす用テーブル
 └車いす用ブレーキ
・特殊寝台
・特殊寝台付属品
 ├マットレス
 ├サイドレール
 ├ベッド用手すり(移動用バー)
 ├ベッド用テーブル
 └スライディングボード
・床ずれ防止用具
・体位変換器
・手すり 
・スロープ 
・歩行器 
・歩行補助つえ 
・認知症高齢者徘徊感知機器
・移動用リフト(吊り具を除く)
 ├入浴用リフト
 ├車いす用電動昇降機
 ├段差解消機(段差解消リフト)
 └立ち上がり用補助いす
・自動排泄処理装置
 └特殊尿器(本体部分)
は介護予防サービスの利用者(要支援1・2)の方が利用できる福祉用具です。
詳しくは、担当のケアマネジャーにおたずねください。
・腰掛便座
・自動排泄処理装置
 └特殊尿器(交換部品)
・簡易浴槽
・入浴補助用具
・移動用リフト(吊り具部分)
※要介護認定区分が要支援1・2および要介護1の方は、担当のケアマネジャーに使用できるかどうかおたずねください。