ホーム  >  家庭の介護  >  介護に役立つレシピ  >  身体機能が低下した人の食事の注意

介護に役立つレシピ

身体機能が低下した人の食事の注意

食事をとる人の姿勢が大事

  • 体にマヒがある、目が不自由など、身体機能に支障がある方の場合は、食べやすい姿勢をまず整えてあげましょう。
  • 食事をとるときは、上半身がやや前かがみになるくらいのほうが、食べた物が食道にすとんと落ちます。ふんぞり返ったような姿勢だと飲み込みにくいので、ベッドで召し上がる場合は、背中にクッションをあてがうなどのくふうをしましょう。
  • 普段寝ていることが多い人でも、上体を起こせるなら、食事のときはできるだけ食卓について召し上がっていただくようにしましょう。大半を家で過ごす人こそ、生活にけじめを持たせること(寝食分離)は、心身の老化防止にたいへん重要なことなのです。
  • 寝たきりの方の場合は、マヒのある側を上にして横向きになっていただき、背中に丸めた布団などをあてがって安定させ、顔を横にした状態で食事をさしあげます。

自力で食べられる応援を

  • 自分では食べられない方の場合は、最初に食事の内容を説明し、献立を見て(目の不自由な方なら、匂いをかいで)いただいてから、一口ずつゆっくり口に入れてあげます。スプーンはくぼみが浅くて幅が細いものがよく、木製だと口当たりもやわらかです。
  • 少しでも自力で食べられる機能が残っている方の場合は、できるだけ自分で食べていただくくふうが大事です。
    半身マヒの方なら、マヒのないほうの手で食べることができます。マヒが多少ある方でも、食器や料理のくふうで食べることができます。全盲の方も、ごはんやおかずの位置を時計の針の方向を基準として固定し、手で確認できるようにすれば、全介助でなくとも、半介助でも食べられます。
  • 料理も、スプーンですくったりフォークで刺したりしやすいように、くふうをしましょう。にぎる機能がある人には、ごはんは小さな俵型ににぎると食べやすいでしょう。
  • 体の不自由な方が自力で食べやすいように、種々のくふうを凝らしたスプーンやフォーク、はし、食器などがいろいろ開発されているので、地域の介護福祉センターなどで探してみるとよいでしょう。食べこぼし対策用の、ナイロン製のエプロンも売られています。
  • 自力で食べていただくのは、時間も手間もかかります。しかし、「上の口も下の口も(食事も排泄も)、人手を借りずに自力で」は、だれにとっても切なる願いです。状況によってはケアマネージャーやステーションと相談をして、できるだけ自立支援の方向を探り、サポートをしてあげてください。

◆資料提供:女子栄養大学出版部 発行
いまある材料でくふうする「高齢者のためのクイックメニュー」