ユニバーサルデザインフード
加齢とともに「かむ力」や「飲み込む力」が弱まった高齢者や、歯の治療などで食事が不自由な一般の方にとって、食品を選ぶ際に重要なのは、 その人の咀嚼・嚥下能力に適した大きさ・柔らかさかどうか、ということ。
そこで、メーカーによって異なっていた表示方法を「共通の区分表示」にしたのが、「ユニバーサルデザインフード」です。
区分表示
ユニバーサルデザインフードの区分選択の目安



区分ごとの具体的な食品形態の目安
区分1(容易にかめる)
| かむ力の目安 |
かたいものや大きいものはやや食べづらい |
| 飲み込む力の目安 |
普通に飲み込める |
| 主食 |
ごはん〜やわらかごはん |
| 主菜 |
豚の角煮、焼き魚、厚焼き卵 |
| 副菜 |
にんじんの煮物 |
| デザート |
リンゴのシロップ煮 |
区分2(歯ぐきでつぶせる)
| かむ力の目安 |
かたいものや大きいものは食べづらい |
| 飲み込む力の目安 |
ものによっては飲み込みづらいことがある |
| 主食 |
やわらかごはん〜全がゆ |
| 主菜 |
煮込みハンバーグ、煮魚、だし巻き卵 |
| 副菜 |
にんじんの煮物(一口大) |
| デザート |
リンゴのシロップ煮(一口大) |
区分3(舌でつぶせる)
| かむ力の目安 |
細かくまたはやわらかければ食べられる |
| 飲み込む力の目安 |
水やお茶が飲み込みづらいことがある |
| 主食 |
全がゆ |
| 主菜 |
鶏肉のそぼろあん、魚のほぐし煮(とろみあんかけ)、スクランブルエッグ |
| 副菜 |
にんじんのつぶし煮 |
| デザート |
リンゴのシロップ煮(つぶし) |
区分4(かまなくてよい)
| かむ力の目安 |
固形物は小さくても食べづらい |
| 飲み込む力の目安 |
水やお茶が飲み込みづらい |
| 主食 |
ペーストがゆ |
| 主菜 |
鶏肉のうらごし、白身魚のうらごし、やわらか茶碗蒸し(具なし) |
| 副菜 |
うらごしにんじん |
| デザート |
やわらかアップルゼリー |
目印はこのロゴマーク(日本介護食品協議会により作成)
2003年秋、食事の分野でも介護用加工食品として、「ユニバーサルデザインフード」 という名前と共通のロゴマークができました。( 日本介護食品協議会 により作成) ロゴマークは「Universal Design Foods」の頭文字『UDF』をベースに、加齢者など誰にでも食べやすいイメージを『食べる喜びの笑顔』に表現されています。
今後、利用される方が選びやすいようにロゴマークを「ユニバーサルデザインフード」の商品やパンフレットに記載されます。
※ユニバーサルデザインフードの詳しい情報は、日本介護食品協議会のHPをご覧下さい。
このほか、食べ物や飲み物にとろみをつけて飲み込みやすくするための食品には、「とろみ調整」マークを表示。
適切な食品かどうかが一目でわかるように配慮されます。
粉末状「とろみ調整」は、いつでも簡単にとろみをつけることができる商品です。使用する際は各商品のパッケージに記載されている分量をよくお読みいただいた上でご利用下さい。
高齢者を気遣うあまり、柔らかすぎるものばかりですと、歯ごたえのない食生活になりがち、逆にその方にフィットしてない固い食品だと、無理をして飲み込もうとして、むせかえり、最悪の場合は窒息してしまうこともあり得ます。
それぞれに合った介護用食品選びを心がけましょう。 |