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介護豆知識

清潔なふとんで介護するには

在宅介護と切っても切り離せないのがふとんです。
介護施設やヘルパー、介護者家族など、介護にかかわる多くの人が疥癬や感染症予防のため寝具の衛生管理には気を配っています。
また、衛生面以外でも、寝汗や皮脂・垢などで汚れたふとんで眠るより、太陽の光を浴びた暖かいふとんで休むほうが、気分的にも良いものです。では、ふとんを清潔に保つにはどのような方法が適しているのでしょうか。

ふとんには洗濯が必要

ふとんのお手入れとしては、太陽の光に当てる日干しが一般的です。どのご家庭でも手軽にでき、日光に当てることで寝汗などの水分も蒸発します。
日本では日干しした後にふとん叩きで威勢よくパンパンと叩いている方を見かけますが、これは生地を傷めます。
ふとんの中にあるダニのフンなどを粉砕して表面に叩き出し、叩いている方がそのホコリを吸い込んでいるということにもなります。日干しの後は叩くのではなく、ふとんの表面をゆっくりと掃除機で吸い取る事をお勧めします。

しかし、衛生面から考えるとこれでは十分とは言えません。
例えば、汗の成分である皮脂やアンモニアなどの汚れ、40歳以降から増加する加齢臭などの臭いは日干ししただけでは取り除くことはできません。
また、皮脂やフケ・垢などは雑菌やカビの温床となり、これらをエサとするダニの繁殖を招きます。そしてこのダニの死骸やフンによりダニアレルギーが引き起こされます。このように、ふとんには日干ししただけでは落とせない様々な汚れが付着しており、ふとんを清潔に保つには、これらの汚れを取り除くことが重要となります。

ふとんの衛生管理には丸洗いがベスト

ふとんを清潔に保つにはダニをいかに駆除するかが重要となります。
しかし、手軽にできる日干しだけでは不十分。ダニは背光性(背日性)という日光とは反対方向に移動する生態をもっており、日干しではふとんの表面から裏面に移動するだけで駆除することはできません。50℃以上に加熱することで死滅させることができるといわれていますが、これには徐々に加熱するのではなく、急激に過熱する必要があります。
また、アレルギーの原因となるダニの死骸やフンはふとん綿に絡まっており、簡単に取り除くこともできません。加えて、住環境の変化により、せっかくふとんを日干ししても排気ガスの粒子や花粉・黄砂などが付着してしまい、かえって汚れてしまう可能性もあります。

長所・短所
日干し 長所
  • 太陽光による殺菌効果および弾力性の回復
  • 天日干しの安心感
  • 手軽で費用がかからない
短所
  • ダニの生態により、日干しではダニはふとんの裏面に隠れるだけ
  • 日干し後、ふとんを叩くだけは、アレルゲンであるダニのフンが表面に出てきてしまう
  • 皮脂、アンモニアなどの汚れ、臭いは除去できない
ドライ
クリーニング
長所
  • 皮脂汚れなどが除去できる
短所
  • 有機溶剤のリサイクル利用によるアレルゲン濃度の上昇、および再汚染
  • 汗など水溶性の汚れが落ちにくい
水洗い 長所
  • ダニのフンやカビの胞子などのアレルゲンを洗い流すことができる
  • 水溶性、油脂系などほとんどの汚れに対して洗浄効果がある
短所
  • 家庭で手軽に洗濯できない

などが挙げられます。このことからふとんの衛生管理を第一に考えた場合、大量の水を使った洗い流し方式での丸洗いが、もっと効果的といえるでしょう。

どこに頼む? ふとんの丸洗い

ふとんの衛生管理に効果的な、大量の水を使った洗い流し方式での丸洗いですが、気軽に家庭でも行なえるというものではありません。
また、各地の自治体が高齢者サービスとして行なっている布団乾燥洗濯サービスを利用するという方法もありますが、自治体サービスの利用には様々な条件が付随しており、こちらも誰でも気軽に利用できるというものではありません。
そこでオススメするのが、簡単な手続で利用できる専門業者による布団クリーニングです。
インターネットや電話による申込みが行なえる場合が多く、日本全国どこからでも申し込める場合がほとんどです。

≪ 資料提供:株式会社丸八製造クリニック工場 ≫