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あったかレポート

相談員Yの「第41回国際福祉機器展H.C.R. 2014」レポート(その2)

2014年10月30日

皆様こんにちは、相談員Yです。
このところ新聞やテレビで認知症の行方不明者について報じられています。
家を出て、そのまま戻らず数年経ってから見つかったこともありましたが、不明のままが多く、中には事故で亡くなられていた方もあります。

徘徊して鉄道事故で亡くなり、遺族である介護者が鉄道会社から莫大な損害賠償を請求され、裁判所もその請求を認めたことは記憶に新しいところでしょう。
徘徊は介護者の大きな負担であり、社会問題なのです。

今回の展示で人が特に集まっていたところの1つは、離床センサーや見守りシステムで、展示だけでなくデモやセミナーも盛況でした。
この福祉用具は、認知症の方の徘徊を防ぐものです。

離床センサーは、ベッド脇に敷くマットタイプ、枕やベッドの中に敷くタイプ、ベッドの介助バータイプといろいろあります。
センサーが反応すると信号が送られ、受信機の音が鳴り、ベッドから移動したことを知らせます。受信機は固定タイプのほか、携帯型のものもあるので、仕事をしながらでも見守ることができます。

単にベッドを出ただけではなく、部屋を出た、家を出た、さらにベッドや部屋の中の様子などがわかると良いのですが、これを実現するのが見守りシステムです。
見守りシステムは、赤外線センサーやレーダーライト、小型カメラ、ロボット等からの情報を無線LAN等を経由して高齢者の様子を受信機に送るシステムで、携帯電話やスマートフォンを受信機として利用できるものもあります。
今回は、「福祉機器開発最前線」に4社も取り上げられていました。

未然に防ぐには離床センサーや見守りシステムがありますが、外に出て行ったらどうすれば良いのでしょうか。
現状では、GPS機能を持った携帯電話を持たせたり、服にタグをつけたりするのですが、認知症の方ですと携帯電話を持って行かなかったり、タグを外したりすることが多いようです。
そこで来年発売予定と発表されたGPS機能搭載腕時計というウェアラブル端末に興味があったのですが、展示されていなかったのか残念ながら見つかりませんでした。