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あったかレポート

相談員Yの第39回国際福祉機器展H.C.R2012レポート(後編)

2012年10月17日

皆様こんにちは、相談員Yです。
H.C.R2012レポートの後編です。

今回は、少し気になったことを取り上げます。
毎年、介護ロボットを展示しているブースの人気は高く、今年もかなり人が集まっていました。
常連となっている人気のロボットの他に、今年は新たに熊のような顔を持つ双腕型の移乗介護ロボットが人気でした。
すべてゴムの柔軟面状センサー(SRセンサというそうです)をロボットの外装に使用し、介助者や要介護者が触ることでロボットの操作をできるそうです。
ちなみに、まだ製品化されておらず、出展されていたのはモニター仕様の段階のものでした。

さて、気になることなのですが、この「ロボット」という言葉です。
今回のH.C.Rでは、従来の移乗用リフトに介護ロボットという冠がついていたり、自動排泄処理装置が自動排泄処理ロボットとなっていたりと、随分ロボットの敷居も低くなったものだと感じました。
ただ同時に、経済産業省による実用化限定での介護ロボットに対する製品開発支援の話を思い出しました。
この制度、介護ロボットというと高性能ではあるが、高価で販売につながらなかったので、「手軽に、安価に、大量に」をコンセプトに、動作アシスト機器や食事介助機器などといった、高齢者の自立支援と介護現場の負担軽減に効果のある分野のみに絞り実用化助成を行なうというものであり、すでにロボット介護機器開発導入促進事業として、概算要求に盛り込まれているそうです。
まあ、福祉用具の名前が機器であろうがロボットであろうが大きな違いはなく、ロボットと言い換えたことで利用者の心理的障壁が低くなるならいくらでも言い換えればよいのです。

今年のH.C.Rは内容の濃い展示が多かったにもかかわらず、時間的な制約もあり駆け足での見学となってしまいました。
しかしながら、短時間に見て回っただけでも福祉用具の進化に期待が持てる展示が多々あり、来年こそは腰をすえてみて回りたいものです。
皆様も是非、来年は足を運んで福祉用具の実物に触れてみてください。