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あったかレポート

相談員Yの第39回国際福祉機器展H.C.R2012レポート(中編)

2012年10月16日

皆様こんにちは、相談員Yです。
H.C.R2012レポートの中編です。

今年は色々気になる展示品が多かったのですが、中でも水洗トイレ関係の福祉用具に興味深いものが多く見受けられました。
一口に水洗トイレといっても、形や用途で様々なものがありますが、今回個人的に一番気になったのが、ある大手メーカーが開発し、2013年度に発売予定の新築・既存の一戸建て住宅や福祉施設向けの水洗トイレです。

このトイレの特徴は、要介護者のベッドの近くに設置ができるということです。
福祉用具の選び方の『ポータブルトイレ』の中でもお話しましたが、便意があり、起き上がれるのにオムツをしてしまうと要介護者はすぐに寝たきりとなってしまいます。
通常はベッドのそばにポータブルトイレを置いて排泄を行なうのですが、ポータブルトイレの場合、汚物処理や消臭、洗浄といったメンテナンスを毎日行なわなければならず、老老介護や病弱な介護者の場合、これらの負担は計り知れません。
しかし、水洗トイレならばこれらの負担から介護者は解放されることになります。

メーカーの説明によると、このベッドのそばに置ける水洗トイレ、従来のトイレが配水管工事の問題から新築時にしか設置できなかったのに対し、水洗トイレユニットをベースとし、圧送ユニットを取り付け、汚物を粉砕処理するというもので、この技術により配水管を細くすることができ、壁の取り付け口からは自由に移動できるフレキシブルな配水管により、ある程度自由に配置場所を変えることができるため、ベッドの傍に設置することも可能なのだそうです。
既存の一戸建てにも設置可能なのは嬉しいことですが、価格が約50万円といういいお値段です。
少し覚悟がいる価格であることが気になるところです。
しかし、市場にでるのは来年以降ということなので、詳細については様子見ですが、注目しておきたい製品です。