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あったかレポート

相談員Yの 第38回国際福祉機器展 H.C.R2011 観覧レポート(後編)

2011年10月18日

皆様こんにちは、あったかタウンにて『福祉用具の選び方』を担当している相談員Yです。
H.C.R2011観覧レポートの後編です。

例年のH.C.Rでは、会場を回る際にパンフレットを見ながら、順番に展示物を確認して各ブースを回るのですが、今年は時間的な制約もあり、各ブースを丹念に見て回るのではなく、いくつか必ず見るというものを優先して、その後時間のある限り他の展示物を見て回るというようにしました。
その為、これまで殆ど利用したことのない総合案内所と会場内に点在する案内所を積極的に利用しようとしたのですが、結論から言えば、これが一番の失敗でした。

事前調べの段階で、某社の製品デモが行なわれるということでしたので、当日そのブースの場所を総合案内に確認しに行き、某社の社名を告げても「わからない」、製品の特徴を告げても分からない、パソコンで出展者を調べてもらってもわからないとのこと。
そこで製品内容を告げると、パンフレットを指差し「内容的にはここらへんです」とおおよその位置を指定したので早速その場所にいってみると、お目当てのブースはなく、周辺のエリアを1つ1つ確認しましたがやはりお目当てのブースはありませんでした。
製品デモの予定時間も差し迫っていたので直接お目当ての会社に電話をしてブースの位置を確認し、無事に製品デモを見ることができたのですが、蓋を開けてみれば、お目当てのブースは複数の団体が共同でブースを出展している中に含まれており、出展ブース名は別の団体名で出展されていました。

ブース内に個別会社ごとの展示スペースがあり、確かにその会社が言うように「H.C.Rに出展している」ことに間違いはないのですが、間借りしているのでパンフレットにお目当ての会社名が載っていないこともしょうがありません。
ちなみに、お目当てのブースですが、総合案内で指示されたエリアのすぐ隣にあり、通路からもブースの内部は見えていたのですが、単独での出展という思い込みがありまったく気づいていませんでした。

今回はデモの時間に間に合ったので笑い話ですみましたが、パソコンで出展者を調べても見つからないというのは、かなり問題があります。
総合案内所の検索画面がどのようなものかがわからないので軽々にはいえませんし、もしかしたら、たまたま不慣れな係員の方にあたってしまったのかもしれませんが、毎年観覧している立場のものとしては次回までに改善して欲しいところです。
あまり愚痴のようなことは言いたくありませんが、今回のH.C.Rでは案内係の方の不備が目に付いたのでもう一言。

会場内各所に点在する案内所の対応も少し問題がありました。
毎年見ている口腔ケア関連企業のブースがあったのですが、今年は生憎出展していなかったようなので、他の口腔ケア関連企業ブースを見学しようと、案内所で出展エリアの確認をお願いしたのですが、口腔ケアという言葉の意味がよく分かっていないようで、暫く案内所内で係員が話し合いながらパソコンの検索画面を操作し、ようやく「リハビリ・介護予防機器のエリアです」と会場案内図で説明されました。
いわれたエリアに行って探してみても口腔ケア関連のブースはありません。

仕方がないので近くにあった別の案内所に改めて確認してみると、今度は「口腔ケアは食べ物関連なのでこのエリアではなく、日常生活用具のエリアになります」とのこと。
しかも、改めて指定されたエリアは今いる場所の反対側でした。
改めて案内されたエリアに行ってみると、黒山の人だかり。どうやら介護食の各メーカーが試供品の配布や試食を行なっているようで観客が殺到しているようでした。
さて、人混みをよけながらお目当てのブースを探したのですが、やはりありません。
私の調べ方が悪かったのか、それとも福祉用具のエリアが別にあったので、ほんとうはそちらのエリアが正しかったのか、時間的制限があり確認もできず、最低限の資料のみを集め会場を後にしました。

今回のH.C.Rでは、会場案内用に通路に番号を割り振り、展示ブースの場所が分かっていればたどり着けるような配慮がされているのですが、肝心の案内所が心もとないのでは、せっかくの工夫も役に立ちません。
案内所の方も、普段は介護とは関係のないバイトの方なので仕方がないのかもしれませんが、もう少しなんとかならないものでしょうか。

福祉用具は有効に利用すれば生活の質は向上します。
しかし、用具自体を試す機会が少ないので、用具の存在を知らない人も大勢います。
H.C.Rのような展示会は、その様な人たちが用具を利用するきっかけとなる良いイベントです。
そのような人達が、必要とする展示にすばやくたどり着けるような案内所を来年は期待したいです。