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あったかレポート

相談員Yの 第38回国際福祉機器展 H.C.R2011 観覧レポート(中編)

2011年10月17日

皆様こんにちは、あったかタウンにて『福祉用具の選び方』を担当している相談員Yです。
H.C.R2011観覧レポートの中編です。

今年のH.C.R観覧は3日間のうちの1日だけ、短い時間の観覧となりましたので、展示内容も全てを見て回ることはできず、お目当てのセミナー参加も逃してしまいましたが、短い時間で見た中で目に付いたものを幾つか紹介していきたいと思います。

今年の展示で一番目に付いたのは、携帯電話や携帯端末、タブレットPCを利用した安否確認、生活支援、見守りなどのシステムです。
特別企画「介護スキルアップ講座」として携帯電話、タブレットPCを使用したシステムが紹介されており、会場でもひときわ活気がありました。

また、私はセミナーに参加はできませんでしたが、たまたま独立行政法人 情報通信研究機構という団体のブースで発表会があると聞き見に行ったところ、そこでもタブレットPCを利用した生活支援・見守りシステムの発表が行なわれていました。
発表会でのデモンストレーションによると、タブレット画面を触るだけで操作が行なえ、配信情報が見られる『お知らせ』や、体重や血圧など毎日のバイタルチェックの管理が行なえたり、緊急通報なども行なえるそうです。
特に気になったのがタブレットを通じて気軽に外部とおしゃべりができるというもので、今後増えることが予想される独居高齢者の孤独死対策として必須の機能かもしれないと思いました。

他に気になったものとして、車いす型電動カートというものがありました。
車輪がシートの横に出ていてジョイスティックで操作するものなのですが、一番の特徴はその車輪です。
いわゆる無限軌道、戦車やブルドーザーなどでみかけるキャタピラを思い浮かべてください、そのキャタピラのようなゴムクローラーが装着されており、かなりの走破性を持っているようでした。
デモ走行でもちょっとした段差なら問題なさそうでしたので、電車の乗降や歩道の段差、砂浜や砂利道など未舗装の場所でも快適に、そして安全に走れるということです。
仮設住宅では地面に砂利がまかれている所が多く、車いすが使用できないという話をよく聞きます。
この電動カートにしても、タブレット端末にしても、被災地支援として活用すれば不自由な思いをしている人の力になれるものですし、他にも役立つ用具があるかもしれません。
人的支援や生活物資の支援は勿論重要なのですが、こういった用具の支援も必要ではと、今回の観覧で改めて感じました。