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あったかコラム

介護職Y氏の新制度考える

27.平成24年度介護保険制度改正(10)

皆さんこんにちは。
介護保険制度改正の10回目です。

今回の改正で「地域包括ケア」を支えるもう一つの目玉として『複合型サービス(小規模多機能型居宅介護+訪問看護)』の創設があります。

「小規模多機能型居宅介護」とは、利用者の要介護度が中重度になっても自宅での生活が続けられるようにと創られた「地域密着型サービス」です。
調子の良い時には事業所に通い、具合が悪い時には訪問をしてもらい、状態に応じて宿泊することによって、入浴、排泄、食事といった日常生活の世話や機能訓練を行ないます。

この「通い」、「訪問」、「宿泊」を同一の事業所が提供することによって、顔なじみの職員により、また「通い」、「訪問」、「宿泊」を柔軟に組み合わせることによって、利用者が安心して自宅で暮らせるように支援していくサービスです。
ただ、小規模多機能型居宅介護は、「通い」のデイサービス、「訪問」の訪問介護・生活援助、「宿泊」のショートステイといった介護サービスなので、医療ニーズの高い要介護者には十分対応できていませんでした。

そこで登場するのが『訪問看護』です。
「要介護状態などとなった場合においても、その利用者が可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、その療養生活を支援し、心身の機能の維持回復を目指すもの」と規定されている『訪問看護』ですが、簡単に言うと、医師が必要と認めた人に対し、看護師だけでなく理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を含めて、本人及びその家族を支援するものです。
対象もリハビリや療養上の世話、医療処置などを組み合わせた生活支援が必要な高齢者だけでなく、予防ケアの必要な虚弱高齢者、末期ガンなどの終末期でターミナルケアを必要とする高齢者と様々です。

この2つのサービスが結びついたものが『複合型サービス』なのですが、詳しくは次回です。