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あったかコラム

介護職Y氏の新制度考える

18.平成24年度介護保険制度改正(1)

皆さんこんにちは。
今年の4月1日に介護保険制度改正・介護報酬改定が行なわれました。
介護保険制度は、2000年に施行され5年を目処として制度全般の検討、見直しを行ない、その結果を踏まえて改正されたものが翌年に施行されます。
2005年の検討見直し、2006年の改正施行に続き、今回の2011年の検討見直し、2012年の改正施行は2度目の制度改正となるのです。

大改正と呼ばれ、変更点がはっきりと分かりやすく、すぐに実行された前回の改正と比べると、今回の改正は、一番の目玉といわれている改正内容に対して多くの介護事業者のレスポンスが悪く、介護サービスを利用する高齢者や介護者が変化をあまり実感できていないケースが多いようです。

前回の改正では、「明るく活力ある超高齢化社会の構築」「持続可能性の確保」「社会保障の総合化」という視点の下、予防を重視したシステム作りや地域密着型サービスの新設など、一般の利用者も変更点が実感できる内容でした。
前回の改正の具体的な変更点を挙げると、
・要介護認定が要支援と要介護1〜5の6段階から
 要支援1〜2と要介護1〜5の7段階に変更
・地域包括支援センターの新設
・新予防給付と地域支援事業の創設
・地域密着型サービスの新設
・施設サービスにおける食費、居住費を全額利用者負担
 に変更
・介護サービス提供事業者の事業者指定を6年ごと
 の更新制に変更
・介護支援専門員の資格を5年ごとの更新制に変更
など
まだ上記以外にも改正点があり、つい最近介護の世界に足を踏み入れた人にとっては、前回改正以前の介護保険制度の形が想像できないほどの変更が行なわれました。

今回の改正では、「施設から在宅へ」「医療と介護の連携」「地域包括ケアの推進」という視点の下での改正が行なわれました。
前回の改正のように、すぐに大きく変化するといったものではありませんが、重要なものが多いので、次回から詳しく紹介していきます。