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あったかコラム

介護職Y氏の新制度考える

14.改正高齢者住まい法(13)

皆さんこんにちは。
「改正高齢者住まい法」の13回目です。

前回より『サービス付高齢者向け住宅』(サ高住)の認定基準についてお話してきました。
その最後に、@安否確認、生活サービス(生活相談)の提供について少し注意が必要としました。
それはどういうことでしょうか。

簡単に言うと、最低限の安否確認や生活サービス(生活相談)は提供されますが、それ以外については条件がバラバラであるということです。
極論すれば、@の基準については、安否確認と生活サービス(生活相談)さえ提供されているならば、「寝たきりになっても面倒を見てくれる」物件と、「要介護状態になった場合に転居しなければならない」物件、「要介護者の入居を拒否する」物件が同じサ高住として登録されているということです。

また、サ高住では介護サービスの利用についても注意が必要となります。
サ高住は基本的に住居になりますので、形式的には外部の介護事業者から在宅での介護サービス提供を受けることとなります。
サ高住の中には、登録前は有料老人ホームや適合高専賃だったところもありますが、一般的にはサ高住を管理する会社の系列事業所が同一建物内にあり、そこから介護サービスの提供を受ける場合が多いようです。

なお、介護サービスの場合、事業者の選定は利用者が自由に行なえますので、系列事業所以外の事業者を選んでも問題はありません。
無論、数あるサ高住管理業者の中には、系列以外の事業者によるサービス提供を嫌がる場合があるかもしれませんが、頑なに拒む場合は何か問題のある業者かもしれませんので、入居する前には、必ず外部サービス利用が可能かどうかを確認しておくことをおすすめします。

サ高住は制度を一本化して分かりやすくしたはずですが、業者間で大きな差があり、かえって分かりづらくなっているところもあります。
しかし、介護関係者の間でもサ高住については、「介護施設と一般住宅の中間的な存在で、施設に抵抗を感じる高齢者にとっては入りやすい」という、正解ではないが間違っているとも言いがたいイメージを持っている人が多数います。
上で述べたイメージについては、サ高住がイメージのとおりに中間施設として整備されていれば何の問題もありませんが、実際は先に述べたとおり、同じサ高住で登録されていても振れ幅が非常に大きいため、入居しやすいかもしれませんが、希望にあったサ高住に入居するのは難しいのが現状です。

現在のところ、イメージ先行の感があるサ高住ですが、最大の誤ったイメージが、「24時間対応定期巡回・随時対応サービス」なのです。