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あったかコラム

介護職Y氏の新制度考える

6.改正高齢者住まい法(5)

皆さんこんにちは。
「改正高齢者住まい法」の5回目です。

今回も前回に引き続き特別養護老人ホームについてです。
「改正高齢者住まい法」の規定ではない特養は、非営利目的で開設された、常に介護を必要としながらも自宅での介護が困難な介護認定を受けている人のための施設です。

それでは「改正高齢者住まい法」に基づく施設とは、特養とは反対に介護認定を受けておらず、潤沢な資金による豪華なサービスを希望する富裕層のための施設かというと、そんな単純な話ではありません。

実際のところ、改正高齢者住まい法に基づく施設には特養の利用条件を満たし、特養の利用を希望する方も多く利用しています。
それはなぜか、簡単です。
特養の利用希望者が多く、順番待ちのため、言葉は悪いですが待ちきれずに他の施設を利用している人が多いためです。
平成21年度における特養の待機者人数は約42万人、同時期の特養定員が約41万人ですから、今ある特養の件数を倍に増やしてもなお、1万人以上の待機者が出る計算となります。

しかも、ここでいう順番待ちとは、人気の飲食店のように待っていれば順番が来るというものではなく、特養スタッフなどによる委員会により、待機者の要介護度、介助の必要性などが点数化され必要性の高い人から優先で入居が行なわれるため、入居を希望していても優先順位が低ければ何年たっても順番が回ってこないということもあるのです。
その為、選択肢として有料老人ホームや改正高齢者住まい法に基づく施設などが必要となってきます。

さて次回は、特養と同じく改正高齢者住まい法の施設ではありませんが、高齢者施設として重要な老健、介護老人保健施設についてお話したいと思います。