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あったかコラム

介護職Y氏の新制度考える

2.改正高齢者住まい法(1)

皆さんこんにちは。
よく「介護の世界は難しい」という意見を耳にします。
しかし、「難しい」とされるのは介護そのものではなく、「言葉」や「制度」、「サービス」などであり、加えて厄介なことに、これらの根拠となる制度自体が短期間で改定や改正などによりコロコロ変わってしまいます。
そのため、介護に従事している方でも制度の全てを理解しているとは言いがたいのです。

この頻繁な変更をメリットと考えた場合、社会情勢にあわせ細かな変更を加えることで、利用者がより使いやすくなり、制度の不備についても自浄作用が働くと見ることができます。
しかし、正直なところ、一利用者の立場に立てば、頻繁に変わる制度は、厄介なものとなります。
特に住まいに関しては制度的にも複雑であり、問い合わせも非常に多いのです。

世の中には引越しが趣味という奇特な方もいらっしゃいますが、多くの場合、2度3度と生活環境を変えることは非常に負担がかかります。
長年住み慣れた自宅から別のところに移るとなれば、なおさらです。
ましてや、「終の棲家」と思っていたのに、ある日突然家を出なければならない、しかも新しく移る先が見つからない。
まるで小説やテレビの中の話のようですが、この様なことは実際に多数存在します。

このような場合、私たちは法律が守ってくれると考えがちですが、現実は違います。
この様なことが少なくなるように法律の改正は行なわれていますが、この恩恵を受けるためには、利用者側にも知識が要求されるのです。

ということで前フリはここまで。
次回からは高齢者の住宅事情についてお話していきたいと思います。
タイトルを「改正高齢者住まい法」としながら、なぜ改正前の話を行なうかというと、改正による直ぐに全てが変更となる場合もありますが、建物のように全てをいっぺんに変更することが困難な場合、段階的な変更・廃止が行なわれるため、制度の改正後も改正前の状態で存在するケースが多数あるからです。
今を理解するためにも、過去のことを理解することは必要です。