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あったかコラム

負けるな介護者

7.「ストレス(3)」

皆さん、こんにちは、Yです。
大丈夫ですか?ちゃんと息抜きしていますか?

認知症は、見当識(自分がどこにいるのか、今何月何日なのか)、目の前にいるのが誰なのか分からなくなったり、少し前にした行動や体験を忘れたり、また忘れたことへの自覚もありません。
しかも、これが進行していく、「中核症状」と呼ばれる記憶障がいと、これによって引き起こされる幻覚・幻聴・妄想・暴力・暴言などの問題行動である「周辺症状」からなっています。

一見、まったく普通に見えるので、直前に行なったことや、言ったことを忘れてしまうのを目の当たりにすると、わざと嫌がらせをしている様に見えてしまうことがあったり、分かっていても腹が立ったりしてしまいます。
そしてつい怒ったり、文句を言ったりしてしまうのですが、認知症は今言ったこと、行なったことは忘れてしまっても、からかわれたり、バカにされたり、非難されり、愚痴られたことは覚えていて、あるいは、いやな感情だけ覚えていて、それらが変に結びつき妄想となり手がつけられなくなっていくのです。

私のコラム「某介護職Yの介護保険申請記」にも書いていますが、不快なことをいわれても、笑顔でゆっくり落ち着いた声で安心させながら対応するのが良いでしょう。
まあ、書くには簡単ですが行なうことは難しいことです。
介護者の体調や精神状態によっては、悪くなるのは分かっているけど、大声で怒鳴ってしまうこともあるでしょう。

ましてや、この度の災害です。
原発事故は終息が見えず、放射能問題がじわじわボディブローのように効いてくる状態では介護者のストレスも増える一方です。
また、認知症の人も現状を理解できないため、何か言い知れぬ恐怖を感じ、施設でも夜間徘徊などが増えているということです。

私も、普段は行なわないような危ないこと(冷凍おむすびを箸に刺し、直接レンジで焼こうとしたのにはびっくりしましたが)をやろうとしたので、つい厳しく大声で怒ってしまい、後で「しまった」と後悔することが何度かありました。
ただ、その後のフォローを行なったので大事には至っていません。

次回はこのフォローについて紹介します。