ホーム  >  あったか介護広場  >  あったかコラム  >  団塊オヤジ物申す!

あったかコラム

団塊オヤジ物申す!

42.何故もっと早く、こうなる前に

 東京、練馬区の民家で26日、80歳代の夫婦と見られる遺体と衰弱した状態の次男が見つかった。体に障害のある次男が、自ら助けを呼ぶ事が出来なかったとみられる。
と、ニュースに出ていた。
 又、何と悲しい出来事だろう。
 1〜2ヵ月前に両親が相次いで死亡し、次男は水を飲んで生活していたとある。
 何故もっと早く、行政がここまで来るのをほっといたのだろう。
 こういう問題になると、責任のなすりつけになるのが世間相場。2人の姿が見えないので民生委員がこの家を訪ね、発覚した。死後1〜2ヵ月も経っているのに何故。
 民生委員は訪問していなかったのか。百歩譲って訪問していたとしても、これだけの長期間、家の中に入らなかったのだろうか。家族構成も分っていた筈。次男が車いすで生活している事も。
 これは人災ではないのか?
 何故、何故、何故、こんな事が起こるのか。
 練馬区も徹底して調べて、これからの対策を考えてもらいたい。
 この様な事は全国に多々有ると思う。
 民生委員に任せるのではなく、地域を含めた官民一体となって取り組む問題である。

 団塊の世代が定年を迎え、マンパワーは沢山あると思う。
 全国の定年を迎えた人々が手をつなぎ、地域の高齢者、障害者のいる家庭を見守る「見守り隊」でも組織して、空いている時間に訪問するような事を考えてもと思う。
 障害を持った子供を残して逝く親の悲しさ。
 夫婦では背負いきれない重い負担。
 さぞ無念だっただろうと思う。

 こういう意見もあるかも知れない。
 「どうして話をしてくれなかったのか。そうすれば、何とかなったのに。」
 こういう人が沢山いる筈である。
 日本の文化というのは、辛い事、恥ずかしい事、特に家族の内面をさらけ出す事をしない民族である事を分かった上で議論してほしい。
 「誰が悪かった」のではなく、これから「こういう事を起きなくするには」どうすればいいかを議論したいものだ。
 これからはもっと孤独死も問題になってくるだろう。
 人的要素によって助かるのであれば、皆で支え合おうじゃありませんか。

─ メールはこちらへどうぞ ─