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あったかレポート

相談員Yの第36回国際福祉機器展 H.C.R2009 緊急レポート(後編)

2009年10月27日

 皆様こんにちは、あったかタウンにて『福祉用具の選び方』を担当している相談員Yです。
『H.C.R2009緊急レポート』の後編の開始です。
今回は私が参加したHCR会場内で開催されたセミナーを中心に話していきたいと思います。
今年のH.C.Rで行なわれたセミナーは大きく分けて2つ。
展示会場内に設けられた特設会場で開催された「利用者・家族講座」と、展示会場とは別棟にある会議室で開催された「福祉施設職員講座」です。
「福祉施設職員講座」は名前の通り介護職員の方が対象となる講座内容で、「利用者、家族で在宅介護者や家族を対象とした講座内容です。
2つの講座の主な内容は、
@障がい者福祉施設における虐待防止対策のポイント
A高齢者世帯向けの手軽な日々の食事
Bはじめての福祉機器 選び方・使い方セミナー というテーマでBはさらに「車いす」「福祉車両」といった様に細かく日時が決められています。
各講習の定員は@が250名、A&Bが200名で、事前登録制ではなく会場受付で先着順ということでした。
参加費などの費用はどの講座も基本無料なのですが、Bの「はじめての福祉機器」講座ではそれぞれの福祉機器に合わせた副読本(100円)が必要となり、その他共通資料(1000円)なども用意されていました。
私が参加したのは「利用者・家族講座」の3日目、「ベッド」「リフト等移乗用品」の講習でした。
「ベッド」は朝一番、10時15分から1時間で、15分の休憩をはさみ続く11時30分から1時間は「リフト等移乗用品」というスケジュールでした。
先着順ということなので会場へは少し早めに行きましたが、受講希望者の列などはなく、開場時間となり講座が行なわれる特設開場に直行しても会場周辺には講習参加者と思しき人影は余り居ませんでした。特設会場は巨大なスクリーンと参加者用のイスがステージ前に並べられ、他の展示ブースとの仕切りが設けられている簡単なものでした。 講座参加の為受付を探したのですが開場周辺にはなく、入口と思しきところに副読本が3種類措かれているだけでした、1日目、2日目は所要があり参加できませんでしたので、副読本を3冊購入、代金の支払い方法もレジなどはなく、野菜の無人販売所のように備え付けのボックスに購入代金を入れる方式でした。
さて、講習ですが近くにいた係りの人に聞いてみたところ、先着順で空いている座席に座り開講時間まで待っていて欲しいとの事。
前方中央の座席は手話の方の専用席ということでそこを避け、なるべく前の方で座席を確保。ステージには実習用の車いすと介護ベッドが設置されていました。
開講時間までまだ間があったので先ほど購入した副読本を眺めてみたのですが、A4サイズで約60ページ、絵や写真が多く使われ、字も大きく分かりやすい内容で100円とは思えないつくりでした。
定時となり講座がスタート、開始直後は定員の2割ほどの参加者しかおらず空席が目立ちましたが、徐々に参加者も増え、30分を過ぎた頃には定員もほぼ埋まる状態でした。
講義は男性講師がステージ上で行ない、その横で手話通訳が付いて同時通訳を行なっていました。 講義は前半が講師による話、後半が機器を使った実技中心のカリキュラムで、実技の方は私が以前講習を受けた専門相談員講座のように参加者が実技を行なうわけにもいかないので、講師の方が行なうことをスクリーンに投影する形で進められました。
講義内容は対象者が「利用者・家族」ということでわかりやすく、専門用語なども講師の方がすぐに解説を加えたり、分かりやすい言葉に言い換えたりしたので、一般の方でも無理なく話しを聞けたのではないでしょうか。
「ベッド」の講義が終わると一度会場はクローズされ、次の講座の準備が行なわれました。5分ほどで準備が完了したようなので、再び同じ座席を確保して講義が開始となるのを待つこととしました。
「リフト」の講座では、開始直後から定員がほぼ埋まるほどの盛況ぶり。
来年度以降にセミナー受講を考えている方なら、開講10分前くらいにはセミナー開場に行っているのが良いかもしれません。
さて、講座内容ですが、単に福祉用具の説明だけでなく、「楽だから」「便利だから」と乱用すると、身体の機能低下につながるという「福祉用具の難しさ」も説明されており、一般の方にもぜひ聞いて欲しい話が多数ありました。
興味を持たれた方は、ぜひ来年度以降に参加してみてください。
来年度は機会があれば「福祉施設職員講座」を受講し、レポートしてみたいと思います。