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あったかレポート

介護編集Mの横浜市「介護の日」イベントレポート

 初めての方はじめまして、2回目の方、再びの訪問ありがとうございます。そして常連の方、今後ともよろしくお願いいたします。介護ヘルパー兼某介護雑誌編集のMと申します。

普段はあったかコラムのコーナーで『介護編集Mがヘルパー2級をとってみた』というもの書かせて頂いています。
今年は厚労省が制定施行した「11月11日は介護の日」の導入初年度ということで、08年11月11日に横浜市で行なわれた『介護の日制定記念フォーラム 明るい介護! 元気な介護を目指して!』に「You ヘルパー2級資格もっているのだから取材してきなYo」との指令を受け参加した体験談レポート、名付けて『介護編集Mが横浜介護の日フォーラムに行って見た』をお送りします。

11月11日(水)12:45
横浜線桜木町駅に到着、午後1:30フォーラム開始ということで少し早めの到着です。この日はやたらと風の強い日で、桜木町駅前はビル風の影響もありすさまじい突風が吹き荒れていました。
フォーラムの会場となったのは、横浜銀行本店1階にある「はまぎんホール ヴィアマーレ」、13時開場ですがMが到着したころにはホール内には多数の参加者が既に来場しており、出店企業ブースには多数の高齢者や介護関係者が見学していました。
 会場到着後、すこし知り合いと話した後Mは早速フォーラム開場で席取り。個人的な意見ですが、この手の小規模な会場では全体の雰囲気が見渡せる中央後方の席がベストと思うのです。というわけで、中央後方の席を確保、時間までしばしの読書タイムです。

11月11日(水)13:30
定刻どおり介護の日フォーラムがスタート。タレントの榊原郁恵さんによるトークショーがあるためか会場はほぼ満席状態、一部立ち見の方もでるほどの盛況振りです。
榊原さんとホリプロマネージャー氏の掛け合いで進んでいったトークショーでは、榊原さんの同僚で介護体験豊富な大沢逸美(要介護状態にあった実母を長年介護)さんや、荒木由美子(夫君である湯原昌幸さんの認知症の義母を20年近く介護)さんなどの介護エピソードを中心に、明るく元気に毎日をすごすための考え方・気持ちの持ちようを、芸能界の裏話的エピソードを交えながらトークを展開。榊原さんの明るい雰囲気と話術で会場は終始笑いに包まれていました。そんな楽しい雰囲気で行なわれたトークショーでしたがM的には、夫君である渡辺徹さんが仕事での鬱屈を溜め込み塞ぎこんでいる榊原さんに言った「湯飲みから溢れた水は誰かが飲んであげればいいんだよ」という一言と、荒木由美子さんが榊原さんに言った「頑張らない介護っていわれるけど、頑張らなければ介護はできない」という言葉は、渡辺さんの体格を連想させる優しさと、長年介護に携わってきた荒木さんの在宅介護に対する率直な感想として印象に残りました。

11月11日(水)14:20
 榊原さんのトークショー終了後休憩を挟んで有識者による介護シンポジウムが開幕。
行政・事業者・ケアマネ・利用者・ジャーナリスト・専門家と介護に係わるあらゆる分野の代表による「これからの介護を考える」と題したシンポジウムではそれぞれの立場から「これからの介護」についての提言がなされました。
その中でも利用者を代表してシンポジウムに出席したNPO代表は、介護職員の労働環境の改善を訴えるとともに、有料老人ホームなどの入居資金に触れ「現状低所得高齢者は、入所が必要な場合でも高額な施設入居費から入所を諦めざるをえない。高額となるユニット型だけでなく、入居費を低額に抑えられる多床型を増やして欲しい」との意見を表明し会場の大きな拍手を受けていました。
また、「溜め込まない・我慢しない・1人で頑張らず専門家に相談する」ことが重要というのは有識者全員の共通した意見でした。
この他にも「介護は専門家に、心のケアは家族に」「介護とは心の器を広げること」「ヘルパーなど専門家も我慢しない」など様々な貴重で、参考となる意見が続出。会場の多くを占めるであろう介護関係者から大きな拍手を受けていました。

今年度から始まった「介護の日」。初年度ということもあり、各地で様々なイベントが行なわれましたが今後定着していくかは現段階では不明なところ。シンポジウムの中で語られた「介護は人ごとじゃねぇ!」という言葉を多くの人が自分の事として考えたとき、「介護の日」は本当に定着するのではないかと思うMでした。