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あったかコラム

UDプロデューサー・栂紀久代の「笑顔とありがとう」

4.心の自由

役所の関連建物に行った時のことです。
本来、身障者用の駐車場があるはずですが、有りません。
その上、一番エレベーターホールに近い場所は、公用車と書いて赤いコーンを置いて公用車の駐車場が確保されていました。 カチ〜ン!
家に帰って直ぐに提言を入れました。


【身障者用駐車場は無いのに、公用車の駐車場は堂々と確保されているのですね。
公用車の運転者さんは足がご不自由でしょうか?
公用車は、要人を降ろしたら、駐車場に止めに行くべきではないでしょうか?
運転手さんまで要人扱いになるのでしょうか?
その上、この建物内の多目的トイレの場所が解りません。
エレベーターホールの案内板にトイレのある階を表示されてはいかがでしょうか?この件に関しまして、文書でのご回答をお願い致します。】

2週間経過して、文書が帰ってきました。
【貴重なご意見ありがとうございました。今後の参考にさせていただきます。】

カチ〜ン! また提言です。
【貴重なご意見とは、どのように貴重であったかを教えて頂きたいと思います。
今後の参考とは、今後どのように参考にされるのかを教えて頂きたいと思います。
この件に関しまして、文書でのご回答をお願い致します。】

1ヶ月ほど経って、文書の回答が届きました。
【調査の結果、公用車の場所は、幅が4mほどありますので、身障者用駐車場に致します。
駐車場と案内板に多目的トイレの場所を表示いたしました。貴重なご意見ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。】

と、回答文書が着ました。
気が付いていなかった事に気がついて頂きました。
ありがとうございました。
ここでも、当事者にとっても、介助者にとっても使い易くなりました。
通り一遍の言葉の回答では、いけません。
その気になれば、出来ると思います。
バリアフリーの環境が整わない限り、移動する自由は確保されません。
体の自由を失い、移動の自由まで失うと、心の自由まで失ってしまいます。
身体は故障しても、心の自由はいつまでも持ち続けたいと思います。