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あったかコラム

UDプロデューサー・栂紀久代の「笑顔とありがとう」

3.バリアフリーを考える時

ガードマンにひと言ご忠告。
福祉車両で、役所の正面玄関を入った時のことです。
ガードマンが「車いすをここで降ろして、車はどこかに止めてきて!」と、横柄な態度。
カチン!即刻、庁舎管理の担当者に電話を入れ、
「車いすをここで下ろしてと言われたのですが、私は何処に居たらよいのでしょうか?車椅子を降ろされると、車の中で待っていたら良いのでしょうか?」と聞くと、「直ぐに行きますので、お待ち下さい」と、本当に直ぐに2人も飛んできてくれた。
私の乗っている福祉車両はハイルーフで車高が高くて、駐車場に入れない。
「ご案内しますのでどうぞ」と、車を先導して、車高の高い車が入れる場所へと案内してくれました。
リフトで降りて職員に「車いすを下ろして。と言う表現は間違っていませんか?」と聞くと、「警備員の事なので」と恐縮しながら言われました。
私は「その警備会社と契約しているのは何処ですか?」と聞くと「はい、役所の契約です」と、また恐縮していました。 「どこの契約で何処の警備会社かがわかったら、申し入れようと思って聞いたのですが、役所の契約なら、役所からの指導を入れなければなりませんね。」と言うと「はい、警備会社に指導するように致します」と、またまた恐縮していました。
「それと、ハイルーフの福祉車両の駐車場を確保しなければいけませんね」と言うと 「今後、そのように致します。気がつきませんでした」と、ハッとした顔をしていました。
お陰さまで、役所にはハイルーフでも入れる駐車場が確保されました。
気がついていないから出来ていない事は、気がついたら直ぐに出来る事に変わり、バリアフリーの環境が整っていきます。
健常者では気がつかない事も多々あると思いますが、当事者と一緒に考えないからこのようなバリアが出来ていると思います。
バリアフリーを考える時に、当事者参加型でなければいけません。
今後は、同じテーブルについて考えると少しずつ理解が深まり、当事者にとっても、介助者にとっても良い環境になるではないかと思います。