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化粧療法

ヘアケア:健康で美しい髪を保つために

正しいヘアケアで若々しく

 ヘアケアとは言葉の通り、健康で美しい髪を保つために髪の毛のお手入れをすることです。
 例えば、老化に伴う現象(抜け毛の増加や髪の毛がやせ細くなるなど)も完全には避けられないことではありますが、正しいヘアケアをすることで進行を遅らせ、若々しく保つことが出来るのです。
 でも、正しい知識と方法でやらないとかえって逆効果、髪や頭皮にダメージをあたえ、抜け毛やなどのトラブルの原因にもなりかねません。
正しいヘアケアは難しいことではありません。日々のシャンプー、コンデショナー(リンス)の方法や、ドライヤー、ブラシの使い方にちょっと気をつけることによって、髪の若返りをしてみようではありませんか?

シャンプー
 まず自分にあったシャンプー剤選びから始まります。髪質や、頭皮の状態によって分けられます。最近よくみられるのは、しっとり(オイリー:乾燥しやすい人向け)、さらさら(ドライ:脂性の人向け)タイプです。成分表示もしっかりしてあるので、確認してから使用します(コンディショナーも同様)。
 シャンプーは、まず軽いブラッシングで、髪についた汚れを取ります。頭皮を傷つけないように注意しましょう。そして髪を軽く濡らしたら、シャンプーを適量手のひらに取り、軽く泡立て、数ヵ所髪につけます。両手で円を描くようにやさしく泡立て、揉むように洗っていきます。次に頭皮も同様に洗います。すすぎもたっぷりのお湯で十分に行います。
 ポイントは、シャンプー剤を使って毛髪を洗うだけではなく、頭皮をやさしく洗うことです。爪を使わず、指の腹を使って洗います。そしてシャンプー剤が残らないよう、しっかりすすぎます。
 高齢者の方は髪の短い方が多いので、1回のシャンプーで十分ですが、汚れのひどい場合は2回に分けます。頭皮の清潔は大切ですが、一日に何度も洗ったりする必要はありません。洗いすぎると人によっては頭皮が乾燥しすぎてしまいます。汚れの具合によって2日に1度など、その方に合ったシャンプーを行ってください。

リンス・コンディショナー・トリートメント
 リンス・コンディショナーは成分が髪の表面を保護することで、髪のパサつきを防ぎます。髪のすべりがよくなることで、キューティクルの傷みも防げます。
 また、トリートメントは髪の内部に成分が浸透することで、髪の状態を整えます。髪の傷みを補修・ケアし、髪の質感をコントロールするものなどがあります。リンス・コンディショナーの機能を併せ持ちます。
 ただ、リンス・コンディショナーとトリートメントの違いは、成分的にはほとんど変わりませんが、効果の程度の違いです。髪の状態や頭皮の損傷によって使い分けます。両方とも適量を毛先から髪全体になじませます。
 シャンプー同様重要なことは、溶剤の残留を防ぐため、十分にすすぎます。トリートメントの際は、すぐにすすがず、ビニールキャップやタオルなどで頭を包み、5分以上置いてからすすぐとより効果的です。

タオルドライ

ドライヤー
 濡れたままの髪でいることは髪に大きなダメージを与えます。髪の長さに関係なく、乾いているとき以上に丁寧にやさしく扱うことが必要です。
 髪を乾かすにはいきなりドライヤーを使うのではなく、まずはタオルで髪の水分を拭き取ります。その際、髪と髪をこすり合わせるのではなく、水分を取るようにやさしく抑えてあげましょう(タオルドライ)。
 次にドライヤーで、髪の毛ではなく、地肌の水分と飛ばすように乾かしていきます。この際、低めの温度で、時間をかけすぎ無いように気をつけましょう(髪から10〜20センチくらい離す)。
 高齢者の場合、無理してドライヤーを使う必要はありませんが、半乾きの頭ではトラブルになりやすいので注意しましょう。ドライヤーを使う場合は、温度に気をつけ、髪がやけどをしたり、乾燥しすぎないようにします。

ブラシ
 ブラシには様々な材質、用途のものがありますが、まずはブラッシング用のブラシ(美容用語ではクッションブラシ)で動物の毛を使ったものを選びましょう。ブラッシングで一番怖いのは、摩擦によって髪の毛や頭皮を傷つけてしまうこと。ブラシの選び方ひとつでこの摩擦をかなり軽減できます。
 ブラッシングの際は、ブラシを根元まで当て、ゴシゴシするのは厳禁。そして髪がもつれないように毛先から徐々にほぐして無理に引っ張らないようにします。また、濡れたままのブラッシングはいけません。髪の毛や頭皮を極度に傷めてしまいます。


以上あげていたものは高齢者だけではなく、全ての方に対応できるものです。できることから少しずつでいいのではじめてみて下さい。ただし、継続することが一番大切です!


【ヘアケア番外編】
ホットタオルの利用
 寝たきりの方など洗髪が普通にできない場合、まず、ブラッシングを行って髪の毛の汚れを取り除いてください。そしてホットタオルで頭全体を包んであげて軽く地肌をもむように拭き取っていきます。この際、水のいらないシャンプーなどを事前に付けて軽くマッサージしておくと気持ちよいでしょう。先程のタオルドライ同様、髪の毛同士を強くこすり付けないようにしましょう。2〜3回タオルを変えて行うとより効果的です。

 ホットタオルはフェイスタオル(手ぬぐいサイズ)やスポーツタオル(フェイスタオルとバスタオルの中間の大きさ)を濡らしてつくります。温かいお湯で絞るか、水で絞った後にサランラップに包んでから電子レンジで温めてつくります。このとき固くしぼらずに水分が多少あったほうが良いです。