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寒い冬を快適に過ごす生活術

ノロウイルス感染から身を守る

この冬(2012年)は、ノロウイルスが大流行の兆しを見せています。
激しい嘔吐や下痢により体力のない子供や高齢者がかかった場合、重篤状態に陥りやすいノロウイルス感染症。

特に、学校や施設など集団生活を送る場では、一人が感染すると施設内で瞬く間に感染が広がる場合もあります。
感染を完全に防ぐことは困難ですが、家庭でもできる対処方法で感染するリスクを引き下げることができます。

感染経路

主に11月頃から翌年の3月頃にかけて感染者が増加するノロウイルス。
その感染経路には以下の2つがあります。

(1)経口感染
経口感染、つまりノロウイルスに感染した食べ物を食べることで感染します。
主に生カキや、加熱調理を十分に行なっていない貝類から感染するとされていますが、近年では不衛生な環境で調理された食品からも感染する傾向にあります。

(2)接触・飛沫感染
接触感染は、ノロウイルスが付着した衣服や物品などを手で触り、その手からウイルスが口内に侵入し感染することです。
また、飛沫感染では、ノロウイルスに感染している方の嘔吐やくしゃみなどの水滴を他の方が吸い込むことで感染します。

予防法

ノロウイルスは感染力が強く、現在のところ感染を完全に防ぐことも、明確な治療法などもありませんが、以下のような予防を行なうことで、感染するリスクを引き下げることができます。

(1)石鹸での十分な手洗い
トイレ後や調理や食事の前、施設などでは嘔吐や下痢の処理後など、流水と石鹸による十分な手洗いを行なうことが重要です。
また、他人への感染を防ぐため、手拭タオルなどの共用は避けましょう。

(2)調理の際は十分な過熱を
生食用のカキや、貝類の内臓にはノロウイルスが蓄積していることがあります。
ウイルス感染を防ぐためにも、中までしっかりと加熱することが重要となります。
なお、加熱の目安は中心温度が85度以上で1分間です。
また、貝類を調理した包丁やまな板などの調理用具は、すぐに熱湯で消毒を行ないましょう。

(3)嘔吐・下痢の処理に気をつける
ノロウイルスに感染している人の嘔吐や下痢には、大量のノロウイルスが含まれており、飛沫を吸い込むことで簡単に感染してしまいます。
これらの処理を行なう際には、飛沫を吸い込まないようマスクや手袋、あれば目を守るための眼鏡やゴーグルをつけると良いでしょう。
また、処理の際には飛沫を吸い込まないよう、周囲に人がいないようにし、処理に使用した雑巾やタオルはすぐにビニール袋などで密閉し、廃棄することをオススメします。
なお、嘔吐や下痢の処理後は、塩素系の漂白剤で嘔吐などがあった場所を消毒することが重要です。